私の男
『私の男』は、桜庭一樹さんによる日本の小説。第138回直木賞受賞作。『別册文藝春秋』(文藝春秋)にて2006年9月号(265号)から2007年7月号(270号)まで連載された。
桜庭さんは2006年12月に刊行された『赤朽葉家の伝説』が直木賞にノミネートされたが受賞には至らず、2007年10月に刊行された本作で2008年に直木賞を受賞した。直木賞選考委員の浅田次郎さんは本作について「文句なしに推挽させていただいた」と絶賛した。
熊切和嘉監督によって映画化され、2014年6月14日に公開された。製作は日活。R15+指定作品。第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、最優秀作品賞に選ばれるとともに主演の浅野忠信さんが最優秀男優賞を受賞した。第69回毎日映画コンクール日本映画大賞受賞作。