バーバラ・ハーシー

映画

ブラック・スワン(Black Swan)

『ブラック・スワン』(Black Swan)は、ダーレン・アロノフスキー(Darren Aronofsky)監督による2010年のアメリカのサイコスリラー映画である。日本ではR15+指定作品として公開された。バレエ『白鳥の湖』の主演に抜擢され、潔白な白鳥と官能的な黒鳥の二つを演じることになったバレリーナが、プレッシャーにより徐々に精神が崩壊していく様を描いたサスペンス映画である。主演のバレリーナをナタリー・ポートマン(Natalie Portman)、その振付師をヴァンサン・カッセル(Vincent Cassel)、ライバルのバレリーナをミラ・クニス(Mila Kunis)が演じる。撮影は基本的に16mmフィルムを使用。地下鉄のシークエンスではキヤノンのEOS 1D MarkIVとEOS 7Dが使われた。批評面、興行面共に成功を収め、第83回アカデミー賞では作品賞を含む5部門で候補に挙がった。主演のナタリー・ポートマンは約10kgの減量で身体作りをした。また、幼少期の経験を活かし、1年に渡る過酷なバレエの特訓を行い、アカデミー主演女優賞を始めとする多くの賞を受賞した。しかし、ポートマンのダンス・シーンは後にボディダブル絡みの論争を巻き起こすこととなった。ナタリーが演じるニナの練習着のデザインは、ドイツ在住の日本人ダンサー兼デザイナーの竹島由美子さんが担当した。ナタリーは2010年12月に本作で共演したダンサー・振付師のバンジャマン・ミルピエ(Benjamin Millepied)と結婚する予定であることを発表。また、既に妊娠していることを明らかにした(正式な婚姻関係にないまま2011年6月14日出産。2012年8月に結婚した)。
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