検察側の罪人
『検察側の罪人』は、雫井脩介さんによる日本の小説。『別册文藝春秋』の2012年9月号(301号)から2013年9月号(307号)まで連載され、2013年9月に文藝春秋から単行本が刊行された。
「時効」をストーリーの着想の端緒とし、検事を作品の主題として選んでおり、取材には元検察官の郷原信郎が協力している。
2013年の『週刊文春ミステリーベスト10』の国内部門4位に選出されたほか、宝島社の『このミステリーがすごい! 2014年版』の8位となった。文芸評論家の郷原宏は、現行の司法制度の問題点を描いた「すぐれて社会的な司法ミステリー」であると評価している。
同名の映画が2018年8月24日公開。監督・脚本は原田眞人さん、主演は木村拓哉さん。嵐の二宮和也さんが共演する。