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オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow)

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(原題: Edge of Tomorrow、別題: Live Die Repeat: Edge of Tomorrow)は、2014年のアメリカのSFアクション映画である。2004年に発表された桜坂洋さんのライトノベル『All You Need Is Kill』をもとにした脚本をもとに、ダグ・リーマン(Doug Liman)が監督を務めた。主演はトム・クルーズ(Tom Cruise)、エミリー・ブラント(Emily Blunt)。

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エイリアン(敵対的な宇宙人)の侵略を受けている近未来の地球を舞台に、敵が人類に勝つために引き起こしている時間のループに巻き込まれてしまった主人公が、出撃しては戦死する2日間を何度も繰り返すうちに経験を積んで強くなり、ループの原因となっている敵を倒す方法を見つけ出して勝利を掴むまでを描く。主人公の記憶と経験のみが過去への時間移動を繰り返すという、「ループもの」と呼ばれるジャンルの作品である。
トム・クルーズが演じる主人公は当初、臆病で軟弱な人物として登場し、映画が始まって程なくして呆気ない死を迎えるという、演じた俳優のパブリックイメージを覆すような描かれ方がなされるが、この主人公はループする時間の中で死を繰り返す過程で劇的に成長し、やがて俳優が過去に演じてきたヒーローを想起させるような人物となっていく。こうした筋書きは、観客をヒーローに感情移入させる仕掛けにもなっている。
原作小説は2004年に日本でライトノベル、すなわち表紙や挿絵に漫画的なイラストを用いた中高生向けの娯楽小説として出版されたが、これが2009年に英訳されてアメリカ合衆国で出版された際、校正段階の試し刷りを読んだプロデューサーの目に留まり、実写映画化の企画が立ち上がった。オタク向けのマイナーな文学と見られがちな日本のライトノベルがテレビドラマや実写映画の原作となることは少なく、特に本作のように大作のハリウッド映画として実写映画化されることは初めてであり、そうした面では異色の映画作品であり、日本のエンターテインメント小説にとっての快挙であった。
日本での公開時には「日本原作、トム・クルーズ主演」というキャッチコピーが銘打たれるなど、世界的なスターでもある主演男優と日本原作の娯楽小説という取り合わせが宣伝された。
原作小説は日本の千葉県南部や、東京の遥か南方に位置するという設定のコトイウシという架空の島が舞台となっていたのに対し、映画版の舞台はイギリスのロンドンを中心に、フランスの沿岸部やパリ、ドイツなどの欧州地域に置き換えられている。また、主人公をはじめとする登場人物の設定や、結末などのストーリーなども大きく変更されており、原作においてツンデレの美少女キャラクターであったヒロインはマッチョな女性軍人に、ドジっ娘の眼鏡キャラクターであった女性整備士はオタク的な雰囲気の男性科学者へと変更されるなど、ライトノベル的な萌え要素が削られてハリウッド映画的な作風へと置き換えられている。一方で作品の根幹となるループの設定や、中盤の展開、テーマ性などは原作を踏襲しており、日本原作らしい情緒を残したものとなっている。

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引用:ワーナー ブラザース 公式チャンネル

オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow) 基本情報

公開日アメリカ合衆国 / 2014年6月6日
日本 / 2014年7月4日
配給ワーナー・ブラザース
上映時間113分
スタッフ監督 / ダグ・リーマン
脚本 / ダンテ・W・ハーパー、ジョビー・ハロルド、クリストファー・マッカリー、ティム・クリング、ジェズ・バターワース
原作 / 桜坂洋『All You Need Is Kill』
製作 / ジェイソン・ホッフス、グレゴリー・ジェイコブズ、トム・ラサリー、ジェフリー・シルヴァー、アーウィン・ストフ
製作総指揮 / ジョビー・ハロルド
音楽 / ラミン・ジャヴァディ
主題歌 / John Newman – Love Me Again (song)
キャスト(役名 / 俳優)
ウィリアム・ケイジ / トム・クルーズ
リタ・ヴラタスキ / エミリー・ブラント
ファレウ曹長 / ビル・パクストン
ブリガム将軍 / ブレンダン・グリーソン
カーター博士 / ノア・テイラー
グリフ / キック・ガリー
クンツ / ドラゴミール・ムルジッチ
ナンス / シャーロット・ライリー
スキナー / ジョナス・アームストロング
フォード / フランツ・ドラメー
キンメル / トニー・ウェイ
関連サイト
(外部リンク)
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』本予告【HD】 2014年7月4日公開
引用:Wikipedia

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