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さよなら渓谷

『さよなら渓谷』(さよならけいこく)は、吉田修一さんによる日本の小説、およびそれを原作とする2013年の日本の映画。『週刊新潮』(新潮社)にて2007年7月26日号から同年12月27日号まで連載され、2008年6月に刊行された。映画は2013年6月22日公開。R15+に指定されている。主演は真木よう子さん。監督は『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が第60回ベルリン国際映画祭で上映されるなど海外からも注目されている大森立嗣さん。実の弟である大森南朋さんも夫婦の秘密を明らかにする週刊誌記者役で出演している。
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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

『カラスの親指 by rule of CROW’s thumb』は、道尾秀介による日本の推理小説。それを原作とする2012年11月23日公開の日本映画。監督は伊藤匡史さん、主演は阿部寛さん。阿部寛さんが『麒麟の翼』・『テルマエ・ロマエ』の演技と併せて評価され第55回ブルーリボン賞主演男優賞を獲得。能年玲奈さんが第37回報知映画賞新人賞を受賞。作中にある多くの伏線は、結末だけにかかわらず様々な場面に対して使われているが、その多くが公開時のパンフレットに記載された。(『17のチェックポイント』)
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のぼうの城

『のぼうの城』は、和田竜による日本の歴史小説。それを原作とする2012年の日本映画。犬童一心さんと樋口真嗣さんの共同監督で、2010年夏より製作開始、東宝とアスミック・エースの配給で2012年11月2日に公開された。TBS開局60周年記念作品。主演は野村萬斎さん。累計興行収入28.4億円を記録するヒット作となり、第36回日本アカデミー賞で多数の優秀賞を受賞するなどの評価を受けた。
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桐島、部活やめるってよ

『桐島、部活やめるってよ』は、朝井リョウさんによる日本の青春小説、およびそれを原作とした日本映画。著者が早稲田大学文化構想学部在学中の2009年に、第22回小説すばる新人賞を受賞したデビュー作。これによって著者は初の平成生まれの受賞者となった。2012年4月に文庫化され、集英社WEB文芸RENZABUROに掲載された短編「東原かすみ〜14歳」が追加収録された(巻末解説・吉田大八さん)。装幀写真は、高校生のポートレートを撮影し続けている写真家の小野啓さん。被写体はプロのモデルではなく、一般の高校生である。少女漫画雑誌『マーガレット』では、やまもり三香さん、桃森ミヨシさん、姉森カナさん、佐藤ざくりさん、斎藤ジュリアさんの5人によるオムニバス形式で漫画化もされた。さらに、吉田大八監督、神木隆之介さん主演により映画化され、8月11日に公開、日本の主要映画賞を総なめにした。タイトル・ロールである桐島は本編に直接登場せず、その人物像は伝聞のみで明らかにされる。
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ヘルタースケルター

『ヘルタースケルター』は、岡崎京子さんによる日本の漫画を原作として2012年7月14日に公開された日本映画。R15+指定。主演の沢尻エリカさんの5年ぶりの映画出演となった。
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テルマエ・ロマエ(THERMÆ ROMÆ)

『テルマエ・ロマエ』(THERMÆ ROMÆ)は、ヤマザキマリさんによる漫画作品。『コミックビーム』(エンターブレイン)にて2008年2月号から2013年4月号まで連載された。当初は不定期連載だったが...
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しあわせのパン

『しあわせのパン』は、日本の映画作品。2012年1月21日に北海道先行公開され、同年1月28日に全国公開された。監督・脚本は三島有紀子さんで、長編では初監督作品である。主演は原田知世さん、大泉洋さん。東京から北海道の洞爺湖の畔に移り住み、小さなオーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」を営む夫婦と、そこに訪れる客たちとのふれあいを描く。監督の三島有紀子さんが脚本も担当。主題歌である矢野顕子 with 忌野清志郎の「ひとつだけ」にインスパイアされ、本作の脚本を書き下ろした。北海道洞爺湖町月浦地区に実在する店がモデルとなっており、すべてのシーンが実際の店舗を含め北海道で撮影された。キャッチコピーは「わけあうたびに わかりあえる 気がする」。
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麒麟の翼

『麒麟の翼』(きりんのつばさ)は、東野圭吾さんの書き下ろし推理小説である。2011年3月3日に講談社より刊行され、2014年2月14日に講談社文庫より文庫版が発刊された。加賀恭一郎シリーズの第9作目にあたる。家族のあり方について書いた『赤い指』と人情を描いた『新参者』の双方の要素を取り入れた作品となっている。舞台は『新参者』と同じ日本橋。ここには五街道の起点であることから、「ここから羽ばたく」という意味を込め橋の中央に大きな翼を持った麒麟の像が設置されている。表題の「麒麟の翼」とはこの麒麟像を示すもので、物語における重要な意味をあらわしている。作品のテーマは「悲劇からの希望と祈り」である。 この小説を元に『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(きりんのつばさ げきじょうばん・しんざんもの)として映画化され、2012年1月28日公開。配給は東宝。2010年4月期に放送された連続ドラマの日曜劇場『新参者』、ならびに2011年1月に放送されたスペシャルドラマ『東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画 赤い指〜「新参者」加賀恭一郎再び!』の続編にあたる。
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夜明けの街で

『夜明けの街で』(よあけのまちで)は、東野圭吾さんによる日本の推理小説。角川書店発行の『野性時代』にて2004年9月号から2007年4月号まで連載され、その間の2006年2月号には番外編が掲載された。2007年6月30日、同社より単行本が刊行されたが、東野さんの同社刊の単行本は2003年の『殺人の門』以来、4年ぶりであった。横浜を舞台にし、不倫を軸に置いた作品。サザンオールスターズの楽曲「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」に感化されて書いた作品でもあるため、ところどころ歌詞に沿った話が出てくる。2011年に若松節朗さん監督、岸谷五朗さん・深田恭子さん主演で映画化された。みなとみらいでロケを行い、撮影ピークの2011年3月11日に東日本大震災に見舞われたものの、セットの被害はわずかで、撮影は余震の続く中続行された。
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八日目の蟬

『八日目の蟬』は、角田光代さんによる日本の小説。読売新聞夕刊にて2005年(平成17年)11月21日から2006年(平成18年)7月24日まで連載、中央公論新社より2007年(平成19年)3月25日に刊行された。第2回中央公論文芸賞受賞作。2010年(平成22年)にNHK総合テレビにてテレビドラマ化、2011年(平成23年)に松竹配給で映画化された。「母性」をテーマに、不倫相手の女児を誘拐した女性の逃亡劇と誘拐された少女の成長後を描く。1993年(平成5年)12月に発生した日野OL不倫放火殺人事件が本作のヒントになっている。「母性」をテーマにした作品。不倫相手の子供を誘拐した女・希和子の3年半の逃亡劇と、事件後、大人になった子供・恵理菜の葛藤を描く全2章(プロローグである第0章を入れると全3章)から構成される。サスペンス調だが、出生、愛情、家族などの日常的な要素が、独特の切り口で描かれる。 映画『八日目の蟬』は、成島出さん監督、奥寺佐渡子さん脚本で映画化され、2011年(平成23年)4月29日から全国公開。主演は井上真央さん。全国224スクリーンで公開され、2011年(平成23年)4月30、5月1日の土日2日間で興収1億5,557万900円、動員14万2,990人、初日3日間で興収が2億2,125万4,000円、動員が19万6,130人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第5位となった。第35回日本アカデミー賞では10冠を獲得した。
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