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クリーピー 偽りの隣人

『クリーピー』は前川裕さんによる日本の小説。第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。募集は2011年5月10日に締め切られ、応募総数157編の中から本作と川中大樹さん『サンパギータ』が選出された。 『クリーピー 偽りの隣人』のタイトルで映画化され、2016年6月18日に公開された。主演は西島秀俊さん。
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ヒメアノ〜ル

『ヒメアノ〜ル』は、古谷実さんによる日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2008年27号より2010年12号まで連載された。単行本は全6巻で発売されている。 2016年に実写映画として公開された。主演は森田剛さん。主人公の岡田進と安藤勇次の主に恋愛にまつわる話と並行して、森田正一の殺人鬼としての日々を描いている。 タイトルの『ヒメアノ〜ル』とはヒメトカゲという体長10cmほどの小型爬虫類で、つまり強者の餌となる弱者を意味する。
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グラスホッパー(GRASSHOPPER)

『グラスホッパー』(GRASSHOPPER)は、伊坂幸太郎さんによる日本の小説、およびそれを原作としたメディアミックス作品。 2004年に角川書店から出版され、著者伊坂さんが「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」と語っている。サスペンス、コメディ、オフビートなど分類不能の要素を含み、ストーリーは鈴木・鯨・蝉の3人の登場人物が代わる代わる語り手を務めている。第132回直木三十五賞候補作となった。 2008年に井田ヒロトさんによる作画で漫画化され、『コミックチャージ』(角川書店)で連載された。 映画化作品が2015年11月7日に公開された。監督・瀧本智行さんと主演・生田斗真さんは『脳男』(2013年)に続いてのコンビ。
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予告犯

『予告犯』は、筒井哲也による日本の漫画。『ジャンプ改』(集英社)にて、2011年から2013年9号まで連載された。単行本は全3巻(同社、ヤングジャンプコミックス改)。 2015年6月6日に生田斗真さん主演の映画化作品が公開された。監督は中村義洋さんが務める。共演者は戸田恵梨香さんなど。
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イニシエーション・ラブ

『イニシエーション・ラブ』は、乾くるみさんによる日本の小説。タロットカードの6番「恋人」を題材としたタロウ・シリーズの一作で、1986年から1987年頃の旧静岡市を舞台としている。 映画は2015年5月23日公開。監督は堤幸彦さんが担当。原作と同じく、1980年代後半の旧静岡市と東京を舞台に男女の出会いと別れがSide-AとSide-Bという2編に別れた構成となる。主演は松田翔太さん。また、劇中でオマージュされている1987年のTBS系テレビドラマ『男女7人秋物語』以来の共演となる片岡鶴太郎さんと手塚理美さんが美弥子の両親役で出演する。撮影は原作の舞台となっている静岡市などで行われた。
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ストロボ・エッジ(STROBE EDGE)

『ストロボ・エッジ』(STROBE EDGE)は、咲坂伊緒さんによる日本の漫画作品。『別冊マーガレット』(集英社)2007年7月号から2010年9月号まで連載されていた。単行本全10巻。累計発行部数は580万部を突破している。 4度目の共演となる福士蒼汰さんと有村架純さんのW主演で映画化された。2015年3月14日公開。なお役作りに専念するため、出演する有村さんはトレードマークの髪を20cm切り、安堂を演じた山田裕貴さんも10kg近く減量している。
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あらうんど四万十 〜カールニカーラン〜

『あらうんど四万十 〜カールニカーラン〜』は2015年に公開された日本映画である。高知県四万十市を舞台にした、アラフォー男性の抱える苦悩・葛藤、そして挑戦などの日常を描いた作品。カールニカーランは、土佐弁で「変わる(=カールニ)らしい(=カーラン)」の意味。 監督は四万十市出身の松田大佑さん。主演は土佐市出身の西村雄正さん。2014年夏に四万十映画祭実行委員会が映画製作を発表。高知県出身の俳優を多く起用し、10月にクランクインし、四万十市と幡多郡黒潮町で約2週間のロケを行った。
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紙の月

『紙の月』は、角田光代さんによる日本のサスペンス小説。学芸通信社の配信により『静岡新聞』2007年9月から2008年4月まで連載され、『河北新報』『函館新聞』『大分合同新聞』など地方紙に順次連載された。 著者の角田さんはこの作品を執筆する際、普通の恋愛では無い、歪なかたちでしか成り立つことのできない恋愛を書こうと決めていたが、実際のニュースで銀行員の女性が使い込みをしたという事件を調べると、大抵が“男性に対して貢ぐ”という形になっていることに違和感を覚えた。そして、“お金を介在してしか恋愛ができなかった”という能動的な女性を描きたいという思いが湧き上がったと話している。2012年、第25回柴田錬三郎賞を受賞。 第36回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を含む3冠に輝いた『桐島、部活やめるってよ』で知られる吉田大八さんによって映画化された。その監督と初タッグを組み、主人公・梅澤梨花を演じるのは『オリヲン座からの招待状』(2007年)以来7年ぶりの映画主演となる宮沢りえさん。不倫相手の大学生役として池松壮亮さん、映画オリジナルキャラクターで梨花の先輩銀行員役としてこれが宮沢さんと初共演となる小林聡美さん、AKB48卒業後初めて女優としての本格的な映画出演となる大島優子さんらが脇を固め、バブル崩壊直後の1994年を舞台に平凡な主婦による巨額横領事件を描く。原作は梨花の周りの人間が彼女を語ることで梨花という存在を浮き彫りにしていく手法がとられたが、映画は実際に横領に手を染めていくプロセスをしっかり描きたいという監督の思いがあったため、原作では少ない銀行の場面や内部の描写をふくらませたサスペンス色が強い作品となっている。
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渇き。(The World of Kanako)

『渇き。』(英文表記: The World of Kanako)は、2013年に制作された日本のスリラー映画。一人娘の失踪をきっかけに元刑事の男が崩壊した家庭の再生を求めて奔走するミステリ、サスペンス、アクションの要素が混在するエンターテインメント作品。 深町秋生さんのミステリ小説『果てしなき渇き』を原作に、『告白』で日本アカデミー賞各賞を受賞した中島哲也さんが監督を務め、役所広司さん、小松菜奈さん、清水尋也さんなどが主要キャストに名を連ねる。映画は2013年末にクランクアップし、2014年7月4日の日本公開が告知されたが、1週間繰り上げて6月27日より公開された。繰り上げに伴って、初日から7月4日までの8日間に高校生、大学生が映画を1000円で観賞できる「学生1000円早割キャンペーン」が実施され、このキャンペーンは好評を博し、7月18日まで延長された。海外ではドラフトハウス・フィルムが北米での配給権を獲得し、2015年より「The World of Kanako」の題名で公開された。
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私の男

『私の男』は、桜庭一樹さんによる日本の小説。第138回直木賞受賞作。『別册文藝春秋』(文藝春秋)にて2006年9月号(265号)から2007年7月号(270号)まで連載された。 桜庭さんは2006年12月に刊行された『赤朽葉家の伝説』が直木賞にノミネートされたが受賞には至らず、2007年10月に刊行された本作で2008年に直木賞を受賞した。直木賞選考委員の浅田次郎さんは本作について「文句なしに推挽させていただいた」と絶賛した。 熊切和嘉監督によって映画化され、2014年6月14日に公開された。製作は日活。R15+指定作品。第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、最優秀作品賞に選ばれるとともに主演の浅野忠信さんが最優秀男優賞を受賞した。第69回毎日映画コンクール日本映画大賞受賞作。
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