『レナードの朝』(Awakenings)は、医師・オリバー・サックス(Oliver Sacks)著作の医療ノンフィクション(1973年刊)。また、そのノンフィクションを基にした舞台作品、映画作品。マウント・カーメル病院に入院していた嗜眠性脳炎の20名に、1960年代に開発されたパーキンソン病向けの新薬L-ドーパを投与し、覚醒させたが、耐性により効果が薄れていった状況を記述している。1990年、米国でペニー・マーシャル(Penny Marshall)監督が内容を再構成したフィクションという形で映画化した。原題は『Awakenings』。日本での公開は1991年4月で、邦題は『レナードの朝』。実話である原作では20名の患者全てに対する記述が行われているが、映画は原作に基づくフィクションであり、レナードに対する描写が主である。患者が示す症状は必ずしも科学的に正確でない。第63回アカデミー賞において作品賞、主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro))、脚色賞の3部門でノミネートされたが受賞はならなかった。
レナードの朝(Awakenings) 基本情報
公開日 | アメリカ合衆国 / 1990年12月22日 日本 / 1991年4月5日 |
配給 | アメリカ合衆国 / オコロンビア映画 日本 / コロンビア・トライスター映画 |
上映時間 | 121分 |
スタッフ | 監督 / ペニー・マーシャル 脚本 / スティーヴン・ザイリアン 原作 / オリヴァー・サックス 製作 / ウォルター・F・パークス、ローレンス・ラスカー 製作総指揮 / ペニー・マーシャル、アルネ・シュミット、エリオット・アボット 音楽 / ランディ・ニューマン |
キャスト | (役名 / 俳優) レナード・ロウ / ロバート・デ・ニーロ マルコム・セイヤー医師 / ロビン・ウィリアムズ エレノア・コステロ / ジュリー・カブナー ロウ夫人 / ルース・ネルソン カウフマン医師 / ジョン・ハード ポーラ / ペネロープ・アン・ミラー ピーター・インガム医師 / マックス・フォン・シドー ルーシー / アリス・ドラモンド ローズ / ジュディス・マリナ シドニー / リチャード・リバティーニ フランク / ジョージ・マーティン ローランド / デクスター・ゴードン 薬学士 / ピーター・ストーメア 病院の用務員 / ヴィン・ディーゼル (ノンクレジット) |
関連サイト (外部リンク) | 【冒頭10分公開】映画『レナードの朝』冒頭一部公開! 〈事実に基づく医療ドラマの傑作。医師と患者が織りなす感動のヒューマンドラマ〉 |
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